8月より決めたこと…「月に3冊本を読む」
子どもの頃から読書は好きで、いつも途切れることなく何かしら本を読んでいました。子どもの頃より読む時間は少なくなってしまった昨今、せめて読んだものを記録していこうかなと思い始めることにしました。月に3冊ってどうなんだろ?読み切れるのかな🤭?
とりあえず記念すべき1冊目は「廃用身」です。
これは映画化の話で知ったのですが、なんと20年以上も前に出版された本なのだと知り、どうしても読みたくて。もう一気に読みたいくらいの勢いでしたが、子どもの頃と違って無理のできない体なので🥹💦泣く泣く何日かに分けて読みました。
フィクションなのにドキュメンタリーのような部分もあり最初読み進めていくうち何回か、ん?あれ?どういう事?と少し混乱して、ページを戻して読み直して物語の構成を把握したくなる感じでした。頭の中ではフィクションだと分かっているつもりなのだけれど色々リアルすぎて実話に思わされるというか…
結果、私はとても面白かったです。
「廃用身」とは脳梗塞や事故などの後遺症で麻痺し、リハビリしても回復する見込みがない動かない手足のことで、主人公の医者があえてその廃用身を切断することにより、患者のQOL(生活の質=Quality of Life)の向上と介護者の負担の軽減が同時にできるという画期的な医療行為をしていく姿が描かれます。「切断」という言葉は怖いので「Aケア(Amputation Care)」と呼ばれていますが、キュア(治療)でなくケア(介護)というところも絶妙だなと思います。
私自身はというと、「ペンフィールドのホムンクルス」というのを初めて見てすごく衝撃的でした。四肢切断の人が知力を使うことに集中すれば、健常者が手足を動かすのに使っているスペースに知力をつかさどる部分を肥大させることができるのかもしれないだなんて、それだけでAケアの信者になりそう🫢
とはいっても、人間の心の在りようはその本人にしか分からない、何が正しいのかも本人次第。読み進めるのが切ない、苦しい場面も多々ありました。前人未踏の領域の難しさ。
脳が廃用身になりうることも、或いはあるのかもしれない。
ぜひ映画も観てみたいなと思いましたが、映像になったら最後まで見られるかなぁ…
2003年 幻冬舎
作者 久坂部羊
